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BGMにかけていたNHKで、松井秀喜のメジャーでの全ホームランをまとめた映像を流していたので、なんとなーく見ていたら、なんとなーく元気をもらったような気がしてきたわけですが、
こうして元気をもらってみると、スポーツ選手の給料って、批判されるほど高くないよな、とか思ったりしました

他に夢を与えそうな職業に、物語を作る職業、例えば、漫画家、なんてものが思いつきます
漫画が、人に元気や夢を与える、という側面があることは、誰も疑うことは無いと思います

ざっと調べた感じでは、
漫画の単行本一冊を発行するのには、500～1000万円程度の制作費が必要だそうです

んで、松井秀喜を一つのコンテンツとして考えると、コンテンツとして維持させるためには、松井の年俸は最大6億円らしいので、1年で最大6億円程度の費用が必要だということになります
つまり、漫画一冊分と、松井秀喜一年分を比較すると、およそ60～120倍、松井の制作費の方が高いわけです(言い方は悪いですが)

数字で見ると結構高く見えますが、しかし、
漫画は、自分で書店へ行き、実際に買わなければ見ることは出来ませんが、
プロ野球選手のプレーやニュースは、テレビやネットで、無料で誰でも見ることが出来ます
漫画をテレビで同じだけ流そうとすると、番組の制作費や放送料金を含めると、2倍どころじゃ済まなくなります
アニメに置き換えるとしっくり来るかもしれません

そんで、元気や夢というのは数値化できないものではありますが、漫画一冊と、松井秀喜一年、どちらがより多くの人の元気や夢を与えられるかと聞かれれば、大抵の人が、松井秀喜一年、と答えると思います
さらに、日本には税金というものがあるので、前年も6億円貰っていたとすると、実際には半分くらいのお金しか手元には来ず、もう半分は、一応国民に還元されているはずです

という風に、コンテンツとして制作、維持するために必要な費用として考えると、
松井の年収6億円は、別に高くないのでは？と思ったりします
もっと言うと、給料として比較するから多く見えるのであって、それ以外の、自分に関係のある側面に関してのみ考えた方が、合理的だし不公平感も無いので、幸せになれるんじゃないかな？とか思います
その視点で見ると、オバマ大統領の年収は、アメリカ国民へ与えた元気や夢の総量や、ノーベル平和賞を受賞した功績を考えると、滅茶苦茶低いと思います

そして、間違っても夢や希望を与えることがない、誰のためにもならない愚痴しか垂れることができないぼくの年収が0円なのは、当然ということになります..